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A.キャリアをつくる技術と戦略


グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略

グロービス経営大学院 (著), 村尾 佳子

大きくは、以下の3編で構成されています。

●分析編:キャリアとは何か?自分にとっての仕事の位置づけは?

●戦略立案編:自己実現のためのキャリア戦略を立てる

●事例編:四人のキャリア事例に学ぶ

分析編では、キャリアを人生全般そのものであると捉え、職業人やパートナー(家庭)など様々な役割を担うなかで、どのようなバランスで生きたいのかを考えます。同時に大切にしたい価値観や自身の強み・スキルの棚卸しを通して、自己理解を深めます。

戦略立案編では、「なりたい自分」と「現状の自分」のGAPを明確にすること、そしてそのGAPをどのような戦略・実行プランで埋めていくかについて、様々なワークシートを活用しながら考えます。

事例編では、昇進・転職・起業・NPO活動など様々な選択肢から、キャリアを形成していったビジネスパーソンの事例を踏まえ、自分なりのキャリアの作り方を具体的にイメージすることができます。

キャリアには一般的な正解がありません。つまり、自分なりの固有解を自分で考える必要があります。本書は考え方を紹介するだけではなく、記入例付きのワークシートに沿いながら、自分の考えを整理することができます。

キャリアの計画(戦略)を描くだけに留まらず、その実現性にも重きが置かれています。具体的には、能力開発や能力発揮の機会を獲得するための行動計画についても考えるパートがあります。

事例編では4名の具体的なキャリアストーリーが紹介されています。社内でキャリアアップ、転職でキャリアチェンジ、起業でキャリア大転換、業務外の活動を通じたキャリア再構築と、様々な事例をロールモデル(比較対象)としながら、自分のキャリアを考えることができます。

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